経営者の仕事のうち、最も重要なものの一つが、意思決定です。
どのような職務に就いたとしても、人は何らかの意思決定を行わなければなりませんが、職位が高くなるにしたがって、決定すべき物事が大きくなり、責任も増していきます。
当然、経営者が決定すべきことは全社的なものであり、責任も企業内で最高のものとなります。CEO(最高経営責任者)というのは、とてもわかりやすい肩書ですね。
経営者というのは、それだけ重大な決定を行わなければならないんです。
ところが中小企業には、経営トップがなかなか意思決定を行わない、という企業があります。
わが社が、まさにそうでした。
大手企業や異業種の企業、他地域の企業などが私たちの市場に続々と参入し始め、競争は激しさを増すばかり。
中小企業であるわが社には、大手企業と同じ市場で対等に渡り合うだけの体力など、あるはずがありません。
すぐにでも何らかの手を打つ必要がありました。
ところがわが社の経営者は、市場により多くの営業部員を投入すること以外の決断をしませんでした。
役員会やその他の会議で新規市場開拓など、色々な提案を示してみても、それらに対する決断が下されることはなく、先延ばしされた挙句に忘れ去られてしまうのが常でした。
私はすでにその会社を辞めているので詳しいことはわかりませんが、残念なことに昨年の売上高の落ち込みは相当酷いものだったようです。
決定すべき人が決定しない、決定できない。罪といっても過言ではありませんね。
[
21Hs59BNeVL+]
「決定」で儲かる会社をつくりなさい著者の小山昇さんは、以前ネットで「ワンマンで何が悪い」なんていう記事を書かれていて、私はあまり良い印象を持っていなかったのですが、仰ることはまともで、なるほどとうなずける部分も多い方です。