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桐紋(きりもん)とは、桐をもとにした紋章の総称である。桐花紋(きりかもん)とも呼ばれる。室町時代以降、小判などの貨幣に刻印されたため、日本国政府を表す紋章として国民に広く認知されることとなった。
3本の直立する花序と3枚の葉から構成されているものが基本的図案である。もともとは菊紋とともに皇室専用の家紋であったが、後に皇室以外でも使用されるようになった。花序につく花の数が3-5-3の五三桐(ごさんのきり・ごさんぎり)が一般的で、花序につく花の数が5-7-5となっているものは五七桐(ごしちのきり・ごしちぎり)という。他に乱れ桐・桐菱・光琳桐・桐車など140種以上の桐紋がある。
庶民から侍は大名まで使用層は広かったため標準的な紋として認識されていることがある。特に庶民の間では五三桐は多く普及し、紋付き服の貸し借りができた。明治2年(1869年)に太政官布告にて一部菊紋の使用規定が明記されたが、桐紋に関しては明治17年(1884年)に官報で特に定めないことを公示されたため自由に使用できた。